365日読書したい!

できれば365日読書したい本好きが綴る日々のあれこれ。本の紹介は基本ネタバレ無し。

絵本【おこだでませんように】七夕になると思い出す・・・

本日は絵本のご紹介。

 

 

くすのき しげのり作 石井聖丘絵

「おこだでませんように」

 「ぼくは、いつでもおこられる。家でも学校でも…。休み時間に、友だちがなかまはずれにするからなぐったら、先生にしかられた」

いつも誤解されて損ばかりしている少年が、七夕さまの短冊に書いた願いごとは…? 

 

息子が幼稚園児の頃に、

本を選んでいる息子を待っている間、私が1人で読んだ本なのですが

 

七夕が来ると、

この本を思い出します。

 

自分なりに、ちゃんと理由はあるのだけれど

行動が乱暴なので、

とにかくあちらでもこちらでも怒られてしまう男の子。

  

日々の忙しさの中で、

子供の表立った行動にのみ焦点が当たってしまう大人たち。

 

そして、ある出来事をきっかけに

行動の奥にある「子どもの思い」に、大人はハッと気づかされます。

 

この本は、私たち保護者や

周囲の大人の為にこそある本

と言ってもいいかもしれない。

 

教育書や指南書ではなく

「絵本」という形をとっているからこそ

読んだ大人は、直接子供に気付かされたような気持ちになって

強く胸を打たれるのでしょう。

 

やんちゃで不器用な男の子が

愛しくて愛しくてたまらなくなります。

 

息子は、どちらかと言うと人当たり柔らかいタイプで

人懐っこく、乱暴とは無縁でしたけれど

それでも、子供との接し方を胸に手を当てて振り返りたくなりました。

 

子供と一緒に読む前に

先に1人で読んでおくことをオススメします。

 

涙で、読み上げられなくなるから。

 

 

 

 

☆この記事を書いた人☆
すみれのプロフィール すみれ(ID:sumire365books)
できれば365日読書したい本好き。
かわいい雑貨・手帳も大好き。
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