買っちゃいました・・・
「鬼滅の刃」の
英語版
「DEMON SLAYER」
私、遅ればせながら
ようやっと鬼滅の刃最終巻を読んだんです。
目が「３」になるくらい泣きました。
ただでさえ花粉でぐずぐずな目と鼻が
えらいことになりました。
すごい作品に出会ってしまった。
死ぬ前に読めて良かった。
この先何百年後も、残って欲しい。
読み継がれていって欲しい。
で、
なぜ冒頭の英語版に繋がるの？
という話なんですけども。
私、2019年7月に脳腫瘍で開頭手術をする少し前の
2016年か2017年頃ある日突然ふと
英語を勉強し直したいな～～～と
思い立ちまして
なんとな～く、ゆる～く
中学英語から勉強し直していたんです。
でも当時は仕事をしておりましたし
試験や受験、留学などといった「締め切り」が無いもので
やったりやらなかったり
ちょっと頑張ってやったかと思ったら
数ヶ月放置して・・・思い出したようにまた始めて・・・と、
ホント適当だったのです。
それが、病気が発覚して
あれよあれよという間に
入院・手術・リハビリと・・・
頭を起こす練習・立つ練習から再びやり直すという
1回人生リセットするくらいの
大きな出来事を経て
日常生活がどうにかこうにかこなせるようになって
再び
「今度はちゃんと英語、勉強し直したいな」
と思ったのですよ。
体の回復が傍目にわかるくらいの
回復期は、やる気も十分です。
なにせ、昨日までは1人で歩けなかったのが
誰にも支えてもらわなくても歩けるようになる。
少し頭を巡らせて視線を移しても眩暈が起こらなくなる。
5分歩いたら目が回って倒れ込んでいたのに
今日は近所のスーパーまで1人で行けた。
といった、わかりやすい回復が自分でも感じられるのですから。
でも、大きい病気をしてある程度回復すると
最初の大きな壁にぶち当たります。
「思ったようには回復しない」
「以前のようになかなか戻れない」
後遺症もひとつやふたつじゃなく残ってるので
尚更もどかしい。
私の場合も色々後遺症はありますが
日常生活を大きく左右するのが
「右耳がほとんど聞こえない」という事。
聞き取れないのに、耳鳴りはしている、という事。
聴力自体が完全になくなったわけではないので
真横を10tトラックが通れば
その音は聞こえます。
でも、小さめな音は聞こえないし
音によってはすぐそばで鳴ってても聞こえません。
それに断続的に耳鳴りが鳴っている。
私の耳鳴りは、健常者の耳鳴りとはちょっと違います。
手術前の耳鳴りといえば
キーーーーンという機械音のような高い音が
数秒続く、といったものでした。
今の私の耳鳴りは
地響きのような、汽笛のような
低い轟音です。
これが鳴ってると、会話はあんまり成立しません。
特に困るのが「聞き取れない」ということ。
耳鳴りの有無にかかわらず
相手が何か言ってるのはわかるけれど
言葉としてキャッチできないのです。
日本語ですら、相手が何を言っているのか
ほとんど聞き取れない事が多いのに
英語なんて尚更わからん！！
とヤケになる事も多々あり。
退院後、せっかく真面目にやろうと取り組んでいた勉強も
去年の11月頃に一度やめてしまってから、
ほとんどしていませんでした。
そもそも、何の為に英語なんて勉強するん？と自問自答したり。
仕事をしているわけでもなし。
生活に必要なわけでもなし。
英語しか喋れないような友人知人がいるわけでもなし。
でもそんなことを言ってたら
「じゃああんた、何の為に生きてるん？」
になってしまう。
何の為に、とかじゃない。
別にたいそうな理由なんていらない。
というわけで、
「DEMON SLAYER」
です。
これが読めるようになりたい。
目下の悩みは
英語版が1冊1,760円もすること・・・。
これが売ってる本屋まで、電車賃480円払って買いに行かねばならんこと。
今のところ、夫に話して
「1ヶ月に1冊まで。」
「読めたら次を買う。」
と決めています。
「鬼滅の刃」は23巻まであるので
全巻揃えたら40,480円。
電車賃総額11,040円
しめて51,520円。
無職無収入の身なので少々肩身が狭い・・・。
でも読みたい。から読めるように頑張る。
はんこも彫るぞ。
すみれ
