365日読書したい!

できれば365日読書したい本好きが綴る日々のあれこれ。本の紹介は基本ネタバレ無し。

七河迦南【七つの海を照らす星】日常の中にあるミステリー!

京極夏彦の「鉄鼠の檻」の次は、

七河迦南「七つの海を照らす星」を読みました。

 

「七つの海を照らす星」七河迦南2019年8月23日(金)~2019年9月6日(金) 読了

 

「七つの海を照らす星」 は、

七海学園シリーズの1作目です。

 

「七」が多くて、ゲシュタルト崩壊を起こしそうです(@Д@;

ちなみに、著者は「ななかわ かなん」と読みます。

 

家庭では暮らせない子どもたちの施設・七海学園で起きる、

不可思議な事件の数々。

行き止まりの階段から夏の幻のように消えた新入生、

少女が六人揃うと“七人目”が囁く暗闇のトンネル…

子どもたちが遭遇した奇妙な事件を解明すべく、

保育士の北沢春菜は日々奮闘する。

過去と現在を繋ぐ六つの謎、

そして全てを結ぶ七つ目の謎に隠された驚くべき真実。

第18回鮎川哲也賞受賞作。

 

短編集。だけど、順番通りに読むべし

舞台は、2歳~高3までの子供たちが暮らす児童養護施設「七海学園」

主人公は、七海学園に勤務して2年の保育士 北沢春奈24歳。 

 

1話ずつ、話の中心になる子供が変わる読み切りの短編集です。

が、必ず最初から順番通りに読んでください。

順番通りに読む事で、

ラストで短編全てに関係する謎が明らかになります。

 

日常の中にある謎とミステリー

この本では、凄惨な殺人事件は起こりません。

日常の中にあるちょっとした謎や不思議を、ひとつひとつ丁寧に解き明かしていきます。

 

ツライ話もあったけれど、

読後感はとても良かった。

希望と、あたたかい涙で幕が閉じるような、そんな本でした。

 

作中に、回文がすごく頻繁に登場します。

すごいなぁよくこんなに回文思いつくなぁ・・・と感心しつつも少し食傷気味になりました💧

けれど、全体にすごく読みやすく、どんどん本の世界にのめりこめます。

 

登場人物の1人に、海王(かいおう)さんという児童相談所の担当福祉士の中年男性がいるのですが、私は個人的にこの人にものすごく好感を抱きました。

 

穏やかで、静かで、

インパクトはないけれど

懐が深く、頭が良く、

芯が強いけれど柔軟な人。

 

理想だ・・・。

心に留めて、お手本にしたい。

 

 

 

続編「アルバトロスは羽ばたかない」も文庫本化されています。

気になる!

 

 

☆この記事を書いた人☆
すみれのプロフィール すみれ(ID:sumire365books)
できれば365日読書したい本好き。
かわいい雑貨・手帳も大好き。
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