365日読書したい!

できれば365日読書したい本好きが綴る日々のあれこれ。本の紹介は基本ネタバレ無し。

ジョーン・ヒクソンasミス・マープルを初視聴しました

Huluで、

ジョーン・ヒクソン版ミス・マープルが公開されているのを発見し、早速視聴しました。

残念ながら英語字幕は出ないのですが

何を隠そうワタクシ、

ミス・マープルものを

映像で見るのは初めて。

 

ご存知の方も多いと思いますが本題に入る前に少し説明を。

テレビドラマシリーズという括りでいうと

ミス・マープルを演じている代表的な女優さんは3名のようです。

初代:ジョーン・ヒクソン

(1984年~1992年)

2021-11-25ジョーン・ヒクソン

(画像引用:AXNミステリー  )

2代目:ジェラルディン・マクイーワン

(2004年~2007年)

2021-11-25ジェラルディン・マクイーワン

 

3代目:ジュリア・マッケンジー

(2008年~ )

2021-11-25ジュリア・マッケンジー

(画像引用:AXNミステリー  )

 

今回私が視聴したのは、

初代のジョーン・ヒクソン版です。

2021-11-25ジョーン・ヒクソン2

ドラマの放映順に

「書斎の死体」The Body in the Library

「動く指」The Moving Finger

「予告殺人」A Murder Is Announced

「ポケットにライ麦を」A Pocket Full of Rye

「牧師館の殺人」A Murder at the Vicarage

「スリーピング・マーダー」Sleeping Murder

「バートラム・ホテルにて」At Bertram's Hotel

「復讐の女神」Nemesis

「パディントン発4時50分」4:50 from Paddington

「カリブ海の秘密」A Caribbean Mystery

「魔術の殺人」They Do It with Mirrors

「鏡は横にひび割れて」The Mirror Crack'd from Side to Side

 

全12話を視聴しました。

 

ジョーン・ヒクソンの印象

視聴前の印象

パッと見た印象では

私の中のミス・マープルのイメージに一番近いのは

このお三方の中では

ジュリア・マッケンジーだなぁと思っていました。

あくまでパッと見の印象なのですが。

 

私のミス・マープルのイメージは

優しく柔らかい雰囲気を身にまとっていて

可愛らしく無害そうにニコニコしている・・・という感じ。

 

視聴前の画像だけのジョーン・ヒクソンの印象は

「えっ、この人が?」

というのが正直な感想。

 

視聴後の印象

私の中のミス・マープルとはイメージが多少違いましたが

 

ジョーン・ヒクソンのミス・マープル、

すごくイイ(*≧∀≦*) です。

 

あんまりニコニコもしていないし、

柔らかい優しそうなお婆ちゃんというわけでもないけれど

イイ感じに「曲者」感がにじんでいて

一筋縄じゃいかない感じがすごくミス・マープルっぽい!

 

「曲者」感と言いましたが

意地悪っぽいとか、

気難しい感じは

一切受けないところがまた絶妙

です。

 

ごく普通にそこにいて、鋭い一言を放つ。

自然と周囲の人間が意見を聞きたくなるような

頼りにしたくなるような。

 

クリスティー本人が

「いつか『ミス・マープル』をあなたに演じてもらいたい」と手紙を送った

という逸話も頷けます。

 

一言だけ物申したい

ジョーン・ヒクソンにではありません。

ドラマの構成というか、改変というか、編集について、です。

小説をドラマや映画にするにあたって

多少のカットや変更は仕方ないというのは重々承知の上ですが

 

「ポケットにライ麦を」だけは!!

 

色々変更されていて

え??となった箇所は複数あるのですが

ひとつだけ。

ひとつだけ声を大にして言いたい。

 

「グラディスの手紙」の無い「ポケットにライ麦を」なんて!!

 

私は叫びたい。

「ポケットにライ麦を」から「グラディスの手紙」は

絶対に切り離しちゃいけないとこでしょ!と。

 

唯一、戻して確認してしまいました。

「え?無かったやんな??え?」

と・・・

ここだけはドラマを観てガックリきました。

 

⇓この記事でも書いたのですが

グラディスがミス・マープルに宛てた手紙は

本当に胸に刺さるんですよ。

この手紙があるから、この小説がグッと奥深く

とことん切なく、やるせない、いたたまれない気持ちになるというのに。

 

そこがまるまる省かれていたのは

本当に悲しい・・・

 

とは言え

全体的に見て、とてもとても楽しめました。

ジェラルディン・マクイーワンと

ジュリア・マッケンジーの

ミス・マープルも楽しみです(*≧∀≦*)

 

 

 

私のように、小説は読んでるけど映像では観たことないという方がいらっしゃったら、オススメしたいです。

イギリスの建物や室内のインテリアなんかも少し楽しめるし

時代を感じるような映像もいいですよ(*≧∀≦*)

 

 

☆この記事を書いた人☆
すみれのプロフィール すみれ(ID:sumire365books)
できれば365日読書したい本好き。
かわいい雑貨・手帳も大好き。
色々勉強中です♪