先日の記事で取り上げた、スキャリーおじさんのどうぶつえほん。
懐かしくなって探してみたけど、絶版していて新品は手に入らない。
シリーズ全冊は無理でも、何冊か手に入らないかなぁと探してみました。
スキャリーおじさんのどうぶつ絵本は、セットの冊数を変えて何パターンかがあるようでした。
出来れば、かつて自分が持っていたシリーズのものがいい。
- 背表紙はカラー
- 通し番号は数字だけじゃなくてカラーが入ってた
- 1は「うさぎくんのいろのべんきょう」だった
- 「アーリーバードとくねくねむし」があった
- 「空が落ちる!?どうぶつ村はおおさわぎ」があった
等、思い出しながら探していったところ、私がかつて持っていたのは20巻セットのシリーズだった事が判明しました。
豪勢なバージョンだったんですね。捨ててしまったのが悔やまれます。母が生きていたら捨てはしなかっただろうなぁと思うと、本当に申し訳ないです。
出来たら20巻セット全部そろっているやつを大人買いしたかったのですが、そう話はうまくいかず、現在出品されているものも中古のものもなく・・・
2冊だけ単品でゲットしました。
シリーズ7 アーリーバードとくねくねむし
アーリーバード、大好きだったなぁ!!
くねくねむしの「ローリー」が、ごはんの豆を食べて体がぼこぼこになっている場面、お風呂に入りながら「オー・ソーレ・ミ~オ♪」と歌っている場面・・・
懐かしさがこみ上げてきました。
このお話は、友達のいないアーリーバードが、自分の友達の「くねくねむし」を探しに行くというもの。
会った事もない「くねくねむし」を「友達だから探す」という設定も、大人になった今は違和感を覚えます。
出会って友達になるという設定じゃなかったんだ・・・・
でも幼児だった当時はなんの疑問もなかった。
大人になると友達を作るのもなかなか難儀な事ですが、子供の時は出会って話をしたらもう友達という事に違和感がなかったんですね。
大人は「知人」からなかなか「友達」にならないものですが(私だけ?)友達になるって、子供にとってはものすごくハードルの低い事だったんだなぁと、なんだか感慨深い。
シリーズ5 そらがおちる!?どうぶつむらはおおさわぎ
<<閲覧注意>>壮大にネタバレしています。
これも好きだった!
スキャリーおじさんのどうぶつえほんは全部好きだったけど、これは特によく覚えている!と興奮してゲット。
ひよっこちゃんがかわいくて、どうぶつ村のどうぶつさん達も優しくて。
このお話は、ある日村を歩いていた「ひよっこちゃん」の頭にどんぐりが落ちてきたのを、「空が落ちてきた」と勘違い。
びっくりした「ひよっこちゃん」は、村の王様に伝えに行くのですが、その道中、村のいろんな動物に出会い、空が落ちてきた事を伝えていく・・・というもの。
めんどりの「ヘニー・ペニーおばさん」
あひるの「ダッキー・ラッキーくん」
がちょうの「グーシー・ルーシーさん」
しちめんちょうの「ターキー・ラーキーおじさん」
絵本を開いて出てくる懐かしい名前に、「うわぁ!!いたいた!!そうだった!!!」と興奮冷めやらぬ私。
そして衝撃のラスト。
なんと、最後に出会ったきつねの「フォクシー・ロクシー」に、 全員食べられてしまうのです。
幼児の息子に嬉々として読み聞かせしてたら、思わぬ展開になって、「えっ!?」と思わず声に出して驚いてしまいました。
そして、ひよっこちゃんたちを食べてしまったきつねの「フォクシー・ロクシー」も、満腹になって川辺で昼寝をしているところ、音もなく近寄ってきたワニに食べられてしまうのです。
私も衝撃でしたが、息子はもっと衝撃だったようで
かわいい「ひよっこちゃん」が食べられてしまったところで、息子は「このお話もう嫌・・・」と言い出す始末。
なんと私、このラスト、覚えていませんでした。
あんなに何度も繰り返し読んだはずなのに・・・。みんな食べられてしまうなんて。
でも、最後のページの
「そんなわけで、王様は空が落ちてきたって事を、少しもご存じではありませんでした」
という一文は記憶にありました。
(原文はすべて平仮名で書かれています)
いやぁ、衝撃。
でも、改めてとても面白い。
命は命を食べなければ生きていけない。
きつねの「フォクシー・ロクシー」は、別に何も悪い事はしていないんだよ。
ご飯を食べるときには、「いただきます」「ごちそうさま」と、しっかり感謝して食べるんだよ。
そんな話を、息子とする良い機会になりました。
スキャリーおじさんのゆかいなどうぶつどうわ
リチャード・スキャリーの絵本、他にも読みたい・・・他の本も息子に読んであげたい、と新品でこちらを購入。
こちらは、「スキャリーおじさんのどうぶつえほん」で何冊かに分けられていたお話がぎゅっと1冊にまとまった感じの絵本でした。
- あかずきんちゃん
- しょうがパンぼうや
- 3びきのこぶた
- 3びきのくまと 女の子
- おおかみと 7ひきのこやぎ
- ブレーメンの おんがくたい
- ガラガラごえの 3びきのやぎ
- 3つのねがいごと
- ちょこちょこおばさん
- 小さなあかい めんどり
以上、10話が収録されています。
ぎゅっと詰まっているので、1ページに文字数が結構多い。
絵本としては、絶版になっている「スキャリーおじさんのどうぶつえほん」に載っていたような感じの文字の配分、イラストの大きさのほうが、読みやすくて良いな・・・という印象でした。
中古の本をネットで買うのは、なかなか思い切りが必要ですね。
良品と言っても、どの程度なのか。
少々破れあり、がどの程度なのか。
実際に目で見て判断できない、というのは結構不安なものです。
過去に、「良品!破れなし!」という中古本をネットで購入したら、赤のボールペンでいたるところに線が引いてあってがっかりした経験や、
「書き込みなし!良品!」という中古本をネットで購入したら、ものすごいタバコ臭くて、ページの1枚1枚にタバコの臭いが染みついていて、結局我慢できなくて廃棄した経験があり、
本は主にネットで買う私でも、ドキドキします。
スキャリーおじさんのどうぶつえほんシリーズ、復活しないかなぁ・・・。