読書大好きすみれです😊
またまたご無沙汰しておりますが、今回は私の大好きな綾辻行人「館」シリーズをご紹介します💗
以前少し触れたことがありますが、私は面白いと思った本や好きな本を何度も読みます。
(参照: 「きちんと読まなきゃ」なんていう義務感はあってはならないものなのだ!by「世界一やさしい読書習慣定着メソッド」 - 2019-02-17 )
学生時代にミステリー小説にハマったものの、読む作家さんが決まっている傾向がありました。その為、ミステリー好きなら当然読んでいるべき本が未読だったりして「ミステリー好き」と公言するのが憚られる程だったんです。
そんな状態でしたので、数年前にせめて「ミステリー好きなら網羅しておくべき本」くらいは読んでおきたいと思い立ち、色々調べながら読み漁ったのです。
色んな人が各々オススメしている本を読んでいくうちに、これを未読の人がいたら是非読んで欲しいとおすすめしたくなる本がたくさんありました。
ということで、前回は「どうしてもオススメしたいミステリー7選」をお送りしました。
今回は、綾辻行人氏の作品「館」シリーズを紹介します。
敢えてそれ紹介する?というような有名作品なのですが、世の中には私のような方もきっといるはず。
「館」シリーズは、順番に読むことを強くオススメします。
ミステリー小説が好きなら、「館」シリーズは全作読んで然るべきと言えるほど、オススメです。
熱量満タンでオススメしますので、是非ラストまでお付き合いくださいませ!!
1.十角館の殺人
十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける! 1987年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。
十角館の殺人 文庫本裏より引用
前回「どうしてもオススメしたい7作」でもトップバッターで紹介したので2回目ですが
これが未読だったら是非とも読んで欲しい一冊!!
そして、「ミステリー小説読んでみたいけど、どれ読もうかな~」という人にも超絶オススメ!!!
1987年刊行(新装版2007年刊行)綾辻行人 「館シリーズ」の第1作目。
そして、私が初めて読む作家さんを色々読んでみようと思い立ってから、最初に選んだ記念すべき1冊目。
この本が衝撃的に面白かったから、次々色んな作家さんに手を出し始めたと言っても過言ではない1冊なので、私の中では思い入れも深い。
読んだのは2015年か2016年頃だったと記憶していますが、衝撃を受けました。
小説を読んでいて、思わず息を呑む。
そんな体験をさせてくれる本です。
中学生の頃、初めてアガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」を読んでミステリーにハマった事を思い出させてくれる、傑作でした。
内容の口コミや解説等は、出来たら読まず、あらすじだけで読むかどうか判断して欲しい。
文句無しのオススメです。
2.水車館の殺人
仮面の当主と孤独な美少女が住まう異形の館、水車館。
一年前の嵐の夜を悪夢に変えた不可解な惨劇が、今年も繰り返されるのか?
密室から消失した男の謎、そして幻想画家・藤沼一成の遺作「幻影群像」を巡る恐るべき秘密とは・・・・・・!?
本格ミステリの復権を高らかに謳った「館」シリーズ第二弾、全面改定の決定版!
(水車館の殺人 文庫本裏より引用)
1作目「十角館の殺人」に衝撃を受けた私は、続けて2作目である「水車館の殺人」を読みました。
色んなところをしっかり確認しながら読み進めたはずなのに、ラストで仰天。
仰天しながら、始めに戻って冒頭部を読み返しました。
再読したくなること請け合いです!!
全部分かった上で、この時にはこうだったのね、この時にはこう・・・、と把握しながら読むのがまた楽しいんです。読めば読むほど、感心しきりです。
3.迷路館の殺人
奇妙奇天烈な地下の館、迷路館。招かれた四人の作家たちは莫大な”賞金”をかけて、この館を舞台にした推理小説の競作を始めるが、それは恐るべき連続殺人劇の開幕でもあった!
周到な企み徹底的な遊び心でミステリファンを驚喜させたシリーズ第三作、待望の新装改訂版。初期「新本格」を象徴する傑作!
(迷路館の殺人 文庫本裏より引用)
最早私は「館」シリーズの虜です。
躊躇なく、続けて3作目の「迷路館の殺人」を読み始めました。
「十角館の殺人」「水車館の殺人」と見事に騙され続けた私は、今回は騙されずに読んでみたい!と、意気込み、巻頭の見取り図を拡大コピーしてメモを取りながら読むという行動に出ました。
それなのに、途中から夢中になって結局騙されました。
「やっぱり騙された!めっちゃ面白かった!!」と興奮して絶賛する私に、夫は「え!?あそこまでしてたのに!?」と、そっちに仰天していました。
いや~騙されるよ~。傑作ですもん。
4.人形館の殺人
父が飛竜想一(ひりゅうそういち)に遺した京都の屋敷ーーー顔のないマネキン人形が邸内各所に佇む「人形館」。
街では残忍な通り魔殺人が続発し、想一自身にも姿なき脅迫者の影が迫る。彼は旧友・島田潔に助けを求めるが、破局への秒読み<カウントダウン>はすでに始まっていた!?
シリーズ中、ひときわ異彩を放つ第四の「館」、新装改訂版でここに。
(人形館の殺人 文庫本裏より引用)
既に「館」シリーズの虜である私は、すぐに第4作目「人形館の殺人」を手に取りました。
文庫本の帯には、
「打ち砕かれる”世界”の音を聴け。」
と何やら意味深な煽り文句が。
文庫本裏にも「シリーズ中、ひときわ異彩を放つ」と載せられています。
これまでのシリーズ3作とは趣向が違うんだな、という漠然とした認識で読み進めました。
そしてやっぱり、衝撃を受ける。
ひとつ注意したいのは、「人形館の殺人」は、館シリーズの中ではイヤミスです。いや、イヤミスに近い、という方が語弊が少なくていいかも。
私は読後いや~な気持ちになるという通称「イヤミス」が苦手で、事前に「イヤミス」だとわかっている作品には手を出しません。その為、この作品をイヤミスだと断言すると、イヤミス好きな方からは異議が来るかもしれませんが・・・
断言できるのは、「確かに、異彩を放っています。」という事ですね。
けれど、読んだことを後悔はしていませんよ、もちろん。
5.時計館の殺人
鎌倉の外れに建つ謎の館、時計館。角島・十角館の惨劇を知る江南孝明は、オカルト雑誌の”取材班”の一員としてこの館を訪れる。
館に棲むという少女の亡霊と接触した交霊会の夜、忽然と姿を消す美貌の霊能者。閉ざされた館内ではそして、恐るべき殺人劇の幕が上がる!
不朽の名作、満を持しての新装改訂版。
(時計館の殺人(上) 文庫本裏より引用)
館に閉じ込められた江南たちを襲う、仮面の殺人者の恐怖。館内で惨劇が続く一方、館外では推理作家・鹿谷門実が、時計館主人の遺した「沈黙の女神」の詩の謎を追う。
悪夢の三日間の後、生き残るのは誰か?
壮絶な連続殺人の果てに待ち受ける、驚愕と感動の最終章!
第45回日本推理作家協会賞に輝く名作。
(時計館の殺人(下) 文庫本裏より引用)
「人形館の殺人」の後、すぐに「時計館の殺人」に手を出した私。
ストーリー設定や独特の世界観、大胆なトリック・・・
シリーズNo.1の呼び声も高い本格ミステリの金字塔 と帯に載せられているのも納得の作品です。
どうして私は今の今まで「館」シリーズを未読だったのかと改めて思いました。
もっと早くに知っていたら、もっと何度も再読したのに!
是非読んでください。そして、この世界に浸りましょう。
6.黒猫館の殺人
大いなる謎を秘めた館、黒猫館。火災で重傷を負い、記憶を失った老人・鮎田冬馬の奇妙な依頼を受け、推理作家・鹿谷門実と江南孝明は、東京から札幌そして阿寒へ向かう。
深い森の中に建つその館で待ち受ける、”世界”が揺らぐようjな真実とは!?
シリーズ屈指の大仕掛けを、読者(あなた)は見破ることができるか?
(黒猫館の殺人 文庫本裏より引用)
「時計館の殺人」を読み終えた私は、もう既に買って準備していたシリーズ6作目「黒猫館の殺人」を読みました。
この時にはもう、私の中には「館」シリーズを読破するという選択肢しかありませんでした。途中でやめるなんて勿体なくて出来ない!みたいな心境(*≧∀≦*)
「シリーズ屈指の大仕掛けを、読者(あなた)は見破ることができるか?」
なんて煽られても、きっと騙されちゃうんだろな~と思いながら読み進める私。
この作品は伏線がわかりやすいような気がしました。
その為、それらを気にしながら読むのですが、わかりやすい伏線とは裏腹に、なんだかよくわからない、妙な感覚を味わいます。
なんか、・・・変だな・・・何が変なんだろ・・・??
そして、やっぱり見事に作者の罠にはまる。
まさに、シリーズ屈指の大仕掛けです。
細かい分析はもう置いといて、壮大に騙されちゃう事を楽しみましょう!
7.暗黒館の殺人
蒼白い霧の峠を越えると、湖上の小島に建つ漆黒の館に辿り着く。忌まわしき影に包まれた浦登(うらど)家の人々が住まう「暗黒館」。
当主の息子・玄児に招かれた大学生・中也(ちゅうや)は、数々の謎めいた出来事に遭遇する。十角塔からの墜落者、座敷牢、美しい異形の双子、そして奇怪な宴・・・。
著者畢生の巨編、ここに開幕!(全四巻)
(暗黒館の殺人(一) 文庫本裏より引用)
食したまえ、この肉を・・・・・・浦登家の面面が唱和する。
<ダリアの宴>に参加した中也の身には何が?
激しい嵐で外界と途絶された中で、ついに勃発する不可解な連続殺人。その被害者は? その犯人は? その動機とは・・・?
・・・謎は複雑怪奇に絡み合い、暗黒館の闇とともに、ひたすら深まりゆく!!(全四巻)
(暗黒館の殺人(二) 文庫本裏より引用)
恐ろしき浦登家の秘密がついに語られる。十八年前の<ダリアの日>に起こった不可解な事件ーーー初代当主・玄遙(げんよう)の殺害。幼少の玄児が目撃した怪人物は、不可能状況下で忽然と姿を消した!?
死に抗う妄念が産んだ館。その深奥で謎はいよいよ縺れ深まり・・・美しき双子姉妹を、信じがたい悲劇が襲う!(全四巻)
(暗黒館の殺人(三) 文庫本裏より引用)
血塗られた浦登家の系譜を受け継ぐ者は誰? 漆黒の館を包み込むのは断罪の炎か。逆転に次ぐ逆転の果て、とうとう事件の真相は明らかになったかに見えたが・・・・・・。
空前の本格&幻想ミステリ巨編二六〇〇枚、ここに堂々の完結!
恩田陸、京極夏彦、宝野アリカ、奈須きのこ各氏の「特別寄稿」を収録の最終巻。
(暗黒館の殺人(四) 文庫本裏より引用)
ものすごい分厚さです。一瞬手を出すのを躊躇う程です。
しかし、この4冊の中には、壮絶な世界が広がっています。
まさに暗黒。
これを読まずして、「館」シリーズを語ることは到底出来ません。
そして、読み始めたらもう、長いなんてこと一切気にならなくなります。
ぐいぐい読ませる。寝不足注意です。
今作で、私、初めて騙されませんでした。
私の「暗黒館の殺人」は付箋だらけ。
A4のコピー用紙を繋ぎ合わせて、時系列に整理しながら、詳細にメモを取りネットも駆使して、調べながら読み進めたおかげと言えましょう。
しかしながら、この本に関しては、だまされた!とか、見破った!とか、どうでもいいように思えます。
「綾辻行人の用意したこの世界を存分に堪能する」べきなのかも知れません。
是非、心して暗黒の世界を読んでください。
8.びっくり館の殺人
あやしい噂がささやかれるお屋敷町の洋館、その名もびっくり館。館に住む少年と友だちになった三知也(みちや)たちは、少年の祖父が演じる異様な腹話術劇におののくが・・・・・・
クリスマスの夜、ついに勃発する密室の惨劇!
悪夢の果てに待ち受ける戦慄の真相とは!?
ミステリーランド発「館」シリーズ第八弾、待望の文庫化。
(びっくり館の殺人 文庫本裏より引用)
「館」シリーズ8作目は、小学生向けに書かれたという児童書、「びっくり館の殺人」
小学生向けとあって、難読漢字は無いし、文章もとても読みやすく書かれています。
内容の不気味さとは裏腹に、どんどん読めちゃう軽さ。
しかしながら、私の読後感は壮絶でした。
これが小学生向けに書かれた児童書ミステリーだとは!!!
ラスト、震撼しました。
登場人物が小学生だったこともあって「館」シリーズの中で、震撼度は一番だったかも。
綾辻行人氏は、この作品を小学4~6年生向けに書いたとの事でした。
(文庫版あとがきより)
しかしこれを息子に読ませるのは、一抹の不安が拭えない・・・。
息子はまだ小学3年生なので、対象は来年からですけど、来年、息子に「面白かったよ~読んでごらん」と渡すかどうかと言われれば、きっと渡さない。
しかし、大人が読むから、深い闇を肌で感じて恐怖するだけなのかも。
小学生が読むと、大胆なトリックの方に気が行って、内容の残酷さや闇な部分は、割とスルーするのかもなぁ・・・とも思う。
・・・私も小2の時にモルグ街の殺人(児童書向けに編集されたもの)を読みましたが、別にトラウマになったりしていないし・・・。
いやはや、色んなことを考えさせられる、疑いようもない名作ですよ!!
一読の価値あり。是非。
9.奇面館の殺人
奇面館主人・影山逸史(かげやまいつし)が主催する奇妙な集い。招待された客人たちは全員、館に伝わる”鍵の掛かる仮面”で顔を隠さねばならないのだ。季節外れの大雪で館が孤立する中、<奇面の間>で勃発する血みどろの惨劇。発見された死体からは何故か、頭部と両手の指が消えていた! 大人気「館」シリーズ、待望の最新作。
(奇面館の殺人(上) 文庫本裏より引用)
関係者の大半が仮面を被らされ、素顔が見えない!
前代未聞の異様な状況に疑心暗鬼が渦巻く中、名探偵・鹿谷門実が解き明かす「奇面館の秘密」の数々。
果たして真相はどこに!?
本格ミステリの醍醐味に満ちた、圧倒的迫力の推理&解決編。名手・綾辻行人が技巧の限りを尽くし、読者を未曽有の驚愕へと誘う。
(奇面館の殺人(下) 文庫本裏より引用)
「館」シリーズ9作目にして最新作、「奇面館の殺人」
今作の舞台は、中村青司が手掛けた「奇面館」と呼ばれる建物。
奇面館では、主以下6人の招待客、使用人に至るまで、全員例外なくお面で素顔を隠さなければならない。その中でも、主と招待客のお面は、頭部をすっぽり覆う鉄仮面様の仮面。更に、鍵がかかる仕様になっている・・・。
すごく特殊な設定ですが、独特の世界観にすんなりと入り込める読みやすさ。
「館」シリーズの魅力健在です。
そして、季節外れの大雪で孤立する館・・・。
クローズドサークルに張り巡らされる伏線。
今回も例に漏れず、巻頭の見取り図を拡大コピーしてメモを取りながら読んだのですが
さくっと気持ちよく騙されました。
騙されましょう。そして驚きましょう。
安定の面白さです。
最後に
綾辻行人「館」シリーズをご紹介しました。
読んでいないものはありましたか??
作者ご本人が、「館シリーズは10作で完結」と公言されています。
最新作「奇面館の殺人」が9作目ですから、あと1作は「館」シリーズが楽しめるという事なのですが、寂しい気持ちもちらほら。
「ごゆるりとお待ちください」(2015年・奇面館の館(下)あとがきより)
とのことなので、待ちます。待ちますとも。
ミステリー好きなら、「館」シリーズは必読と言って過言ではないです。
ラストの10作目が発表される前に、未読の方はシリーズ読破してみてはいかがでしょう😊
皆様も良い読書ライフを!