365日読書したい!

できれば365日読書したい本好きが綴る日々のあれこれ。本の紹介は基本ネタバレ無し。

【#名画で学ぶ主婦業】で美術がもっと身近に!!

「#名画で学ぶ主婦業」という本をご存知でしょうか?

ちょっと前にテレビ番組に取り上げられていました。

本はネットで買う事が多いのですが、現物を見てみたいと思い、本屋さんでゲット! 

 

「#名画で学ぶ主婦業」 宝島社

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 タイトル:「#名画で学ぶ主婦業」

 監修  : 田中久美子(文星芸術大学教授)

 出版社 : 宝島社

 

著者は誰?と思っていたのですが、これはツイート集だったのです。

「#名画で学ぶ主婦業」というTwitterのハッシュタグでツイートされた、名画と主婦の日常の見事な融合!!

珠玉のツイートたちが1冊の本になったんですね。

 

独特な切り口の新しい楽しみ方

名画と、それに添えられているコメントが、あり得ない程的確!!

ぐいぐいツボを押してくる!!

こんな楽しい見方があったなんて!!

 

そして、もうひとつ。

絵画の解説もちゃんと載っている。

くすくす笑って楽しんだ後に、時代背景や絵に込められた本来の物語を読み解くと、なんだか「笑ってごめん」という気持ちになったりもする。

けれど、やっぱり、美術や絵画の「何となく敷居が高いイメージ」を飛び越えて、主婦の日常に肉薄するこの楽しみ方は、素晴らしい。

 

どれもこれも唸るほど素晴らしい。

私が特にツボったのは、裏表紙にもなっているこれ。

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イワン・クラムスコイの「見知らぬ女」に当てられた

「私もう去年役員やったから」

この絵を見て、このセリフを閃くなんて・・・

天才ちゃう!?

そう言われて見ると、確かにすんごいドヤ顔をしているように見える。

「すごい!本当にそう言ってる!!」

と、めちゃくちゃに共感する。

しかし、解説を読んで、改めて絵を見ると・・・どうした事でしょう。

「高貴な美しい女性がふと目を伏せたときに、私と視線がぶつかった。」そんな風にも見えてくる。

 

本に収められた絵じゃなくて、美術館で見てみたい。

そんな気持ちにもさせてくれる1冊なのです。

 

美術や絵画には、今まであまりご縁がなかった私。

これをきっかけに美術を楽しもう! 

新しく、興味が広がるってイイ事ですね。

 

 

☆この記事を書いた人☆
すみれのプロフィール すみれ(ID:sumire365books)
できれば365日読書したい本好き。
かわいい雑貨・手帳も大好き。
色々勉強中です♪